歯肉病を引き起こすバクテリアは、抗菌歯磨き剤とマウスリンスで減らすことが出来ます。
研究では、歯科矯正のために前側の歯にシングルまたはマルチストランドワイヤーを装着した22人を対象に、抗菌歯磨き剤とマウスリンスと練り歯磨き剤の3種類を3グループに分けて、2種類の組合せまたは単品で使用させました。
その結果、全体的には、ワイヤーの隙間に保護されたためか、細菌を蓄積していました。
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練り歯磨き剤では、マウスリンスを使用してもしなくてもワイヤーにバクテリアが残っていて、ワイヤーに残った栄養がバクテリアを繁殖させるように見えました。
抗菌歯磨き剤だけを使用した場合は、ワイヤーに残っている全体の細菌数にはあまり影響しませんでしたが、生きている微生物の割合をかなり減少させました。
マウスリンスと抗菌歯磨き剤を使用した場合は、細菌の数と生きている微生物の数は最低の割合となりました。
そして、歯に空洞を作るミュータンス連鎖球菌の割合も30%から5%に減少しました。
この研究結果では、抗菌歯磨き剤とマウスリンスの組合せでの使用が、歯肉炎や虫歯に対してどのくらいの予防効果があったのかは調査していませんが、
口腔ケアーのこの2つの組合せは、シングル・マルチストランドワイヤーを装着
者や固定リテナーを施術した人の有病率を下げる可能性があるとしています。
参考サイト:ロイター
歯科矯正は、主に子供が行いますが、歯並びが綺麗になっても病気で歯が抜けては何の意味もないですからね。酸性飲料が子供の永久歯を損傷する事もあるそうですから、気をつけて下さい。
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